大分県内でもトップクラスの魚影を誇り、青物・タチウオ・マダイ・クロ(グレ)・チヌ・マダコなど季節ごとに多彩な魚種が狙えるフィールド「坂ノ市一文字(さかのいちいちもんじ)」

関西や福岡などからの遠征アングラーにも大人気のポイントですが、初めて挑戦する方からは「並び方は?」「船での受付や料金支払いはどうするの?」「迎えの頼み方が分からない」といった不安の声を耳にしたことがあります。

そこで私がよく利用する、坂ノ市一文字渡船の「大勝丸(たいしょうまる)」について紹介します。

今回は、初挑戦の方や県外遠征組が迷わず安心して坂ノ市一文字へ渡れるよう、大勝丸の並び方・乗船手続き・ハシゴの扱い・帰りの回収手順まで、具体的に利用手順を説明します。

1. 初挑戦・遠征組に「大勝丸」をおすすめする理由

▲車の目の前がすぐ船着き場!重い荷物の搬入も楽です

坂ノ市エリアには複数の渡船が存在しますが、他の渡船は「駐車場から乗り場までが遠い」「乗り場が少し分かりにくい}といった初見殺しのハードルがあります。

その点、大勝丸は「駐車場(無料)のすぐ目の前が船着き場」になっています。

  • クーラーやロッドケースの移動が超最短(車からすぐ船に積み込める)
  • 夜間到着でも迷わない(車を停めた場所がそのまま待合・乗り場)
  • 船長2人が親切(ターゲットを伝えればおすすめの釣り場を教えてくれる)

遠征で荷物が多いアングラーや、坂ノ市一文字に初めて挑戦するなら「大勝丸」がおすすめです。

2. 【到着〜並び方】平日と休日で異なる列のルール

▲青物シーズン11月(休日)の様子。たくさんのアングラーが始発便を待つ

現地に到着したら、出港時間に向けて乗船列に並びます。

平日と休日で並び場所が異なるため注意しましょう。

1 平日と休日の並び方の違い

  • 平日の場合:看板にある「本日の乗り場」という矢印がある場所に一列で並びます。
  • 休日の場合(2隻運航):混雑する休日は船が2隻出ます。行き先によって並ぶ列が分かれます。
    左側の列:「新波止(新一文字)方面」へ渡る人
    右側の列:「横一文字・縦一文字・沖一文字方面」へ渡る人

平日は大勝丸の船が1隻で渡船を運用しており、乗り場が「看板の矢印」で決められています。(潮の満ち引きで、海面から護岸までの高さが変わるので、船長がその時の潮を判断して矢印の位置を左右に変えています)

▲看板の「矢印」の案内に合わせ、道具を並べて順番待ちを行います

この写真の場合、「左側に船が付くので、左側に並んでね」という意味になります。

▲左の乗り場と右の乗り場。

休日の場合、左の乗り場は新波止方面に行くアングラーが並び、右の乗り場は横一文字、縦一文字、沖一文字方面に行くアングラーが並びます。

▲乗り場と並び方

※平日の始発便を利用する場合で、他に釣り人が並んでいない場合は船長の携帯電話(090-3075-7328)に連絡を入れてください。(夜間やあまり早い時間の電話は控え、始発便の10分前位に電話を入れましょう)

休日の場合は、電話しなくても始発便の時間に船が乗船場所に来てくれます。

また、始発便の以外の時間に乗りたい場合は1時間おきに(6、7、8、9時といった感じ)運航していますので、船長に電話をすれば乗船場所に来てくれます。

2 道具(クーラーボックス等)での順番取りはOK!

始発便に乗る場合、大勝丸では、クーラーボックスやタックルバッグなどの道具を並べて順番待ち(場所取り)をみなさんされています。到着したら先に道具を列に置いておくのが現地流です。

3 料金・注意事項

▲各沖波止MAP(クリックで拡大)

渡船エリアとアクセス

大勝丸は、大在公共ふ頭から出船し、「新波止・横一文字・縦一文字・沖一文字、および6号地沖防波堤」へ渡ることができます。

渡船料金

渡航先のエリアによって料金が異なります。

  • 通常波止(新波止・横一文字・縦一文字・沖一文字)
    • 男性:2,500円
    • 女性:2,000円
    • 中学生:1,500円
    • 小学生:1,000円
  • 6号地沖波止
    • 男女一律:3,000円

営業時間とナイター(泊まり)営業

定休日はなく通年営業していますが、季節によって営業時間が変わります。

  • 4月1日~10月31日: 5:00~20:00
  • 11月1日~3月31日: 6:00~18:00
  • ナイター(泊まり): 4月1日~10月31日の期間で利用可能です。ただし、2人以上の利用が必要(安全のため)

船の設備・安全対策・注意事項

  • ライフジャケット着用義務:法律により、乗船時のライフジャケット着用が義務付けられています。着用しなければなりません。持っていない方は、船長に言えば無料で貸してくれます。
  • トイレ:船内にトイレがありますが、沖堤防にトイレの設備はありません。
  • 釣り座の選定:渡る波止場については船長と相談の上で決定します。
  • サービス・レンタル:氷やエサの販売、釣具レンタルはありません。必要な道具はあらかじめ準備して持参しましょう。
🚨【注意】渡船のライフジャケット着用は「法律で義務化」されています!

渡船を含むすべての小型船舶では、「国土交通省型式承認(桜マーク付き・TYPE A)」ライフジャケットの着用が法律で義務付けられています。

渡船のレンタル品は「かさばって動きにくい」「ニオイが気になる(臭い)」ということも多いため、キャスト時の邪魔にならない軽量なウエスト(腰巻き)タイプでの桜マーク付きライジャケを1着用意しておくのが絶対におすすめです!


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3. 【出港〜受付】乗船後に船長へ「釣り場・迎え時間」を申告

▲船が来たら、荷物を持って乗船し、船長の所(操舵室の横)に並んで受付を行います

始発便の船が到着したら、荷物を持って順番に乗船します。ここからの受付システムが普通の渡船とは違います。

なお、始発時間以降に船に乗りたい場合、船長に電話を掛けるとその時間(1時間ごと)に向かえに来てくれます。

船長の携帯電話番号は「090-3075-7328」です。ただ夜間の電話は控えましょう(船長も夜は寝ています)

船内で船長に伝えて前払い精算

船に荷物を積み込んだら、船長のところ(操舵室)へ順番に並びます。自分の順番が来たら以下の内容を伝えます。船長が順番に聞いてくれます。

💡 船長へ伝える4つの項目

  1. 渡りたい場所(一文字名やポイント):分からない場合は「青物を狙いたい」「チヌを狙いたい」と狙う魚種(釣り物)を伝えれば、船長がその日の良いポイントを提案してくれます!
  2. 迎え(帰り)の時間:
    平日:偶数時間(8時、10時、12時、14時…など)から選択
    休日:1時間おき(好きな時間)に指定します
    ナイター:4~10月には一文字に泊まって釣りができます。次の日の帰りの時間を指定します。
  3. 名前と携帯電話番号
  4. 渡船料金の支払(前払い):ここで料金を支払います(現金のみ)

4. 【渡礁】名前の呼び出し&「木製ハシゴ」を持って降りる

▲一文字へ降りる際は、木製ハシゴと自分の荷物を一緒に持って降ります

ポイントへ向けて船が出発したら、順番に釣り人を降ろしていきます。

① マイクでの名前を呼ばれる

目的地の一文字に到着すると、船長が船のマイクで名前を呼びます。自分の名前が呼ばれたら船の先端へ移動しましょう。(船のエンジン音が大きいので、聞き取りにくい場合も多いです)

船が着岸してから荷物を持って、堤防に渡ります(着岸前に移動すると、船が揺れてあぶないです)

② 木製ハシゴを自分たちで持って降りるルール

坂ノ市一文字の特徴として、防波堤に登るための「木製ハシゴ」が船に積んであります。
渡礁する際は、自分の荷物と一緒にこの木製ハシゴを持って一文字へ降ります。

このハシゴを使って防波堤の上に登り、釣りをスタートします。ちなみに大勝丸に積まれたハシゴは「青色」で、各渡船によって色が違います。


▲船を降りたら、広大な坂ノ市一文字で思う存分釣りをしよう!

 

 

5. 【納竿〜回収】片付けのタイミングと「ハシゴの返却」

釣りを存分に楽しんだら、指定した回収便(迎えの時間)に合わせて撤収準備を行います。

① 20~30分前に片付けを開始(15分前到着のことも!)

迎えの便は、釣り人の人数や潮の状況によって時間が前後します。早い時には迎え時刻の15分ほど前に船が到着することもあるため、予定時刻の20~30分前くらいから釣具の片付けをはじめましょう。

② 重要:ハシゴも忘れずに船へ積み込む!

船が着岸したら、バッカンやクーラーボックスを積み込むと同時に、借りていた「ハシゴ」も忘れず船へ積み戻します。

無事に荷物とハシゴを積み込んだら乗船し、船着き場へと帰港します。事前精算が済んでいるため、下船後はそのまま解散・帰宅となります。

6. まとめ:坂ノ市一文字「大勝丸」利用手順のおさらい

ステップ 大勝丸での手順・ポイント
1. 到着・並び 船着き場の前に駐車。クーラーボックス等で場所取りOK。休日は左右で並び場所が分かれる
2. 乗船・受付 船内で船長に「場所(またはターゲット)・迎え時間・連絡先」を伝え、2,500円前払い
3. 渡礁(降り) マイクで名前が呼ばれたら降りる。「ハシゴ」を自分で持って降りる
4. 納竿・回収 15分前に片付けを完了。「ハシゴ」を必ず船に戻して積み込む

「大勝丸」は目の前に車を停められ、船長2人も親切なため、初めて坂ノ市一文字に挑戦する方や関西からの遠征組にとっても**ハードルが低く安心して利用できる渡船**です。

マナーを守って安全装備(ライフジャケット着用)を整え、坂ノ市一文字でのビッグワン狙いを楽しんできてください!

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