「近場の磯や沖堤防ではなかなか出合えない、良型グレや大型青物と真剣に向き合いたい」

「一度は九州屈指の魚影を誇る、鶴見・米水津・蒲江の沖磯に挑戦してみたい」

そんな本格派アングラーにおすすめなのが、関西(大阪・神戸)からフェリーにマイカーを積み込んで向かう大分県南部・沖磯1泊2日遠征プランです。

さんふらわあ くれない
関西から「さんふらわあ」にマイカーごと乗船して大分へ

バッカンやマキエ、予備タックルを車に満載し、金曜の夜に乗船。土曜日と日曜日の2日間にわたって、全国のアングラー憧れの超一級磯に挑む充実のスケジュールをご紹介します。


大分県南・沖磯×フェリー遠征の3つの魅力

  • マキエやバッカン、大型クーラーボックスも車に積み放題!
    フカセ釣りに欠かせないオキアミや配合エサ、予備のロッドケースやクーラーボックスを重さを気にせず車内に満載できます。
  • 仮眠所や船内宿泊を活用して体力を温存!
    渡船店が用意する無料仮眠所や地元の宿、またはフェリー船内での就寝を活用することで、長距離運転の疲労を抑えて釣りに集中できます。
  • 鶴見・米水津・蒲江など全国有数の超一級エリアを網羅!
    アベレージサイズの大きさや魚種の豊富さで知られる大分県南部の広大なフィールドを、自分のスタイルに合わせて選べます。

【時系列】1泊2日の行動タイムスケジュール(金曜発〜月曜朝帰着例)

金曜日の夜に関西(大阪港・神戸港)を出発し、土曜・日曜の2日間釣りを楽しみ、月曜日の朝に帰着する1泊2日のモデルコースです。

日時・時間 行動プラン内容
金曜 19:50頃 関西の港(大阪南港/神戸港)出航
マイカーごと乗船。船内で夕食をとってゆっくり就寝。
土曜 07:20頃 大分港/別府港 到着・下船
車で高速道路(東九州自動車道)を利用し、県南エリア(佐伯・蒲江方面)へ移動(約1時間半〜2時間)。途中の24時間釣具店でマキエや活きエサを購入。
09:30〜16:00 【1日目実釣】渡船に乗船・沖磯へ上陸
日中釣り(または夜釣り・通し釣り)を開始。ターゲット(グレ・チヌ・イシダイ・青物等)を狙います。
16:30 1日目 納竿・回収
港へ戻り、片付け。
17:30〜21:00 温泉・夕食・宿泊(仮眠所・地元宿)
地元の温泉で汗を流し、大分の上質な海鮮や割烹料理を満喫。渡船店の仮眠所や地元のビジネスホテル・民宿で就寝。
日曜 05:00 【2日目実釣】出港・朝マヅメから沖磯へ
2日目のポイントへ渡り、夕方までじっくり竿を振ります。
14:30 2日目 納竿・港へ帰港
道具を整理・洗って車へ積み込み、フェリーターミナル(大分港/別府港)へ向けて出発。
17:00〜18:30 フェリーターミナル到着・乗船手続き
車を乗船待機列に並べ、チェックイン。
19:30頃 大分港/別府港 出航(関西へ)
船内で入浴・夕食を済ませて就寝。
月曜 07:55頃 関西の港 到着・解散
朝に関西へ帰着。無理のない行程で仕事や日常へ戻れます。


【Googleマップ】大分県南部 渡船出船港マップ

大分県南部(臼杵・津久見・鶴見・米水津・蒲江・深島)の主要な瀬渡し船の出船港・集合場所をまとめたGoogleマップです。目的地までのナビや距離感の把握にご活用ください。


第1章:目的のエリアから選ぶ!大分県南部3大エリアの特徴と「憧れの当番瀬・名磯」

大分県南部への遠征で最も重要になるのが「どのエリアで、どの名磯を目指すか」です。エリアごとに瀬渡しのルールやターゲットが異なるため、自分の目的に合ったフィールドを選びましょう。

1. 米水津(よのうづ)エリア:前月1日予約で確実に押さえる夢の当番瀬

米水津は全国屈指のグレ(クロ)釣りの聖地です。最大の強みは「事前に電話予約できる当番瀬システム」が確立していること。遠征組でも事前に一級磯を確実に確保できるため、計画の立てやすさは抜群です。

💡 米水津の当番瀬予約ルール

当番瀬の予約受付は「釣行前月の1日」からスタートします(例:11月に釣行する場合は10月1日受付開始)。人気瀬は即日埋まるため早めの予約が鉄則です。

  • 横島1番・3番・4番: 大分県を代表する超一級当番瀬。尾長・口太グレの魚影が極めて濃く、50cmオーバーの良型実績が多数。
  • サズリ: 激しい潮流が走る独立礁。大型尾長グレやヒラマサ・カンパチなどの大型青物、イサキの特級ポイント。
  • 沖の観音・地の観音・カイドクハナ: 潮通し抜群で、尾長グレやチヌ、マダイの実績が高い名磯。
米水津エリアの当番瀬・沖磯風景
全国のグレ師が憧れる米水津の当番瀬エリア

2. 鶴見(つるみ)エリア:激流が育む超大型と伝説の「先の瀬」

豊後水道へ大きく突き出た鶴見半島は、黒潮の支流が直接差し込むため潮が速く、引きの強い大型尾長グレや青物、石鯛の魚影が抜群です。渡船料金は「一般瀬」「当番瀬」「先の瀬」の3つの区分に分かれています。

⚠️ 伝説の磯「先の瀬」の利用制限ルール

鶴見沖の最南端に位置する「先の瀬」はベタナギ限定の超一級磯ですが、環境保全と安全のため「集魚剤の使用禁止(生オキアミ・ボイルのみ可)」「カゴ釣り禁止」などの厳格なルールを設けている渡船(てる丸等)が多く存在します。事前に仕掛けとマキエの確認をしておきましょう。

  • 先の瀬(ハナレ・水のタナ等): 豊後水道の真っ只中に浮かぶ憧れの超一級磯。60cmオーバーの尾長や回遊魚を狙える夢のポイント。
  • 男島(おしま)・女島(めしま): 鶴見大島沖に位置する一級エリア。「男島のキリシマ」「女島の段々」など尾長や底物の名所が揃う。
  • 鶴見大島周辺(長バエ・窓のタナ等): 潮通しが良く、見回り船による親切な「瀬替え対応」も活発で集中して狙える。
沖磯風景
大型グレや青物の強い引きが味わえる鶴見の磯

3. 蒲江・深島(かまえ・ふかしま)エリア:ロクマル尾長グレの聖地

大分最南端に位置する「深島(ふかしま)」は、全国のフカセ師が夢見る**「ロクマル(60cmオーバー)尾長グレ」**の聖地です。黒潮の影響を直に受けるため、大型魚のパワーが桁違いです。

  • ツバクロ(表・裏): 深島を代表する超一級ポイント。強烈な潮が差し込み、巨大尾長・イサキ・マダイ・大型青物が連発。
  • ウスバエ(ウスバエ四畳半等): 潮通し抜群の名磯。巨大尾長グレの目撃・仕留め実績が多数。
  • 深夜出し(夜釣り・通し釣り): 蒲江の渡船(正福丸・ふかしま丸)は午前1時〜2時頃の深夜出船や通し釣りに対応しており、夜釣りで巨大尾長やシブダイ・タマミを狙うスタイルも大人気です。
蒲江・深島エリアのロケーション抜群な沖磯
巨大尾長グレの聖地として圧倒的な魚影を誇る蒲江の磯

第2章:大分港・別府港から県南エリアへの移動とエサ調達

フェリーで大分港や別府港に到着したら、東九州自動車道を利用して佐伯IC、米水津方面、または蒲江ICを目指します。所要時間は約1時間半〜2時間です。

車に積んだ釣具
釣具を積んだマイカーで渡船へ向かう

24時間営業釣具店でのマキエ・エサ調達

県南エリアへ向かう道中(佐伯市内)には、24時間営業の釣具店(かわの釣具、エトウ釣具など)があります。解凍予約をしておいたオキアミや配合エサ、生きエサをスムーズに受け取って乗船場へ向かうことができます。

24時間営業かわの釣具
24時間営業のかわの釣具店

🏨 【遠征組へ】大分エリア(大分市・佐伯周辺)の宿は早めの確保が安心!

佐伯市内だけでなく、高速アクセス抜群な大分市内のホテル(温泉付き・駐車場完備)も遠征拠点に大人気です。週末は混み合うため、まずは空室をチェックしておきましょう。


第3章:大分県南部(臼杵・津久見・鶴見・米水津・蒲江)主要渡船一覧

現在も多くの磯釣りアングラーに利用されている、大分県南部の主要な瀬渡し船の一覧です。当日の目的エリアや利用システム(無料仮眠所の有無など)に合わせてお選びください。

エリア 渡船名 出船港・所在地 電話番号 主な対象エリア・特徴 公式HP
臼杵・津久見 金比羅丸
(こんぴらまる)
泊ヶ内港
大分県臼杵市大字泊ヶ内
携帯:090-5283-7722 長目半島、四浦半島、白石灯台、無垢島、津久見島周辺 公式サイト
IG-MARINE
(アイジーマリン)
長目港
大分県津久見市大字長目1506
携帯:090-2508-1140
(猪熊船長)
津久見湾内、千怒一文字、無垢島、四浦半島。
無料仮眠所・綺麗なお部屋完備。
公式サイト
鶴見 第十八 速見丸
(はやみまる)
有明浦港
大分県佐伯市鶴見大字有明浦734-1
固定:0972-33-0266
携帯:090-3011-9311
鶴見大島、男島・女島、先の瀬。
大型船で高速。丁寧なマイク案内と瀬替え対応。
公式サイト
第三 正幸丸
(せいこうまる)
地松浦港
大分県佐伯市鶴見大字地松浦267-2
受付専用:0972-33-0896
(19:00まで)
鶴見大島周辺、地磯一帯。
無料仮眠所・専用駐車場完備。
※定休日:第2木曜
公式サイト
てる丸(てるまる) 丹賀浦港
大分県佐伯市鶴見大字丹賀浦352-1
固定:0972-34-8546
携帯:090-2716-8535
鶴見崎周辺、大島沖一文字、先の瀬。
無料仮眠所あり。LINE予約対応。
※定休日:第2木曜
公式サイト
米水津
※第2木曜定休
若戎丸
(わかえびすまる)
小浦港
大分県佐伯市米水津大字小浦56-1
携帯:090-4483-1766
(渡辺船長)
横島1番〜4番、サズリ、沖の黒島など。
当番瀬の予約受付代表船。
案内ページ
政進丸
(せいしんまる)
竹野浦港
大分県佐伯市米水津大字竹野浦253
携帯:090-5294-1977 沖の観音、沖の黒島、地の黒島など。
無料仮眠所完備。親切なアドバイスで安心。
公式サイト
千代丸
(ちよまる)
小浦港
大分県佐伯市米水津大字小浦456-2
固定:0972-35-6540
携帯:090-1922-7774
米水津一帯(横島・沖黒島・地の黒島等)。
無料仮眠所・休憩所完備。
公式サイト
蒲江・深島 正福丸
(まさふくまる)
蒲江港
大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦3285
固定:0972-42-0116
携帯:090-2582-6202
深島一帯(灯台下、ウスバエ、ツバクロ等)。
深夜出し(夜釣り・通し釣り)対応。
ふかしま丸 蒲江港
大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦2648-22
船長:090-9725-7961
宿直通:080-5289-2280
深島一帯。
島内で宿・カフェ「deep marine」も併設し1泊2日釣行にも対応。
公式サイト
第十八 三幸丸
(さんこうまる)
灘内漁港
大分県佐伯市蒲江大字西野浦1720
固定:0972-42-0364
携帯:090-8834-1835
屋形島、蒲江湾内、深島方面。
蒲江ICからアクセス良好。イカダ釣りにも対応。

🛡️ 沖磯瀬渡しで必須!信頼できる安全・便利装備

沖磯ではフローティングベスト(磯用スパイクシューズ含む)の着用が厳守となります。安全な釣行のために事前に備えておきましょう。

岩肌での擦れや転倒時の衝撃から身体を守るため、膨張式ではなく固形浮力材が入ったベストタイプです。高コスパも魅力の定番ライフジャケット。
足首まで守るハイカット型シューズ。スパイクピンで滑らない、高コスパな定番の磯靴です。

第4章:沖磯瀬渡しの利用マナーと当日のながれ

渡船で沖磯へ向かう航跡
渡船に釣具を積み込み、いざ憧れの沖磯へ

沖磯を安全に楽しむために、事前に知っておくべき基本的な流れとルールです。

1. 前日17:00頃の「出航確認電話」

磯釣りではウネリや風の影響を受けるため、出港するかどうかは前日の夕方に決定する渡船がほとんどです。予約した渡船店から夕方に電話が掛かってきます。電話がない場合は、自分から電話して「明日出港するかどうか」「出港時間」を確認しましょう。

2. 乗船時の積み込みルール

港(待合所)に到着したら、乗船名簿(芳名録)に住所・氏名・緊急連絡先を記入します。荷物を船に積み込む際は、他のお客様と協力してバケツリレー形式で載せるのがマナーです。

3. 渡礁・納竿時のマナー

船長が名前やポイントをアナウンスしたら、足元に注意して渡礁します。納竿時はマキエの汚れをマキエバッカンに汲んだ海水で綺麗に洗い流し、ゴミはすべて持ち帰るのが鉄則です。


渡船で沖磯へ
瀬渡し船で沖磯へ

第5章:1泊2日遠征での宿・立ち寄り温泉・グルメ

1日目の釣りが終わった後は、佐伯市内や大分市などのホテル・民宿でしっかり体力を回復させましょう。

渡船店の無料仮眠所と地元ホテル・民宿の活用

多くの渡船店ではクーラーや布団付きの「無料仮眠所・休憩所」を用意してくれています。また、ゆっくりプライベート空間で休みたい場合は、佐伯市内のホテルや割烹民宿を利用するのもおすすめです。

温泉&大分グルメを満喫!大分市・別府市エリアでの宿泊もおすすめ

釣りの疲労をしっかり癒やすなら、やっぱり「おんせん県おおいた」の温泉。1日目の釣りを終えた後は、東九州自動車道を利用して大分市エリアへ移動し、温泉付きホテルに宿泊するのがオススメです。

佐伯・蒲江エリアから大分市内までは高速道路で約1時間半とアクセスもスムーズ。大分市内なら、天然温泉や広々とした大浴場を備えた高コスパなビジネスホテルが豊富に揃っています。

夜は大分市内で「関アジ・関サバ」「とり天」などの絶品グルメを堪能し、ゆっくり足を伸ばして翌日の釣行や帰路に備えましょう。


まとめ:一度は挑戦したい大分県南の本格沖磯遠征

フェリーを利用した1泊2日の遠征なら、移動中の夜にしっかりと睡眠をとりつつ、大分県南部の豊かな海で2日間たっぷりと釣りを満喫できます。

万全の準備と安全対策を整えて、憧れの沖磯で記憶に残る1匹との出会いを果たしてみてください。

🏨 【遠征の準備】大分エリア(大分市・佐伯周辺)の宿予約

休前日は大分市内・佐伯市内の人気ホテル(温泉付き・駐車場完備)から順に埋まっていきます。
釣行日が決まったら、早めに空室をチェックして確保しておきましょう!