大分県津久見市の沖合に浮かぶ「保戸島(ほとじま)」は、全国のエギングファンから“アオリイカ(モイカ)の聖地”として知られる離島です。
山肌にぎっしりと住宅がひしめき合う独特の港町風景が広がり、四浦半島の先端に位置するこの島ならではの魚影の濃さを誇ります。
離島ならでは魚影の濃さがある最高のフィールドですが、保戸島は「まきえ(コマセ)全面禁止」という重要なルールが設けられています。
正しくルールを守り、安全で快適な釣りを楽しみましょう。

津久見港からのアクセス・フェリー乗り場情報
保戸島へ渡るには、津久見港から出航する旅客船(マリンスター/ニューやま)を利用します。

フェリー運賃・手荷物(釣り具)料金
乗船券は津久見港の待合所の窓口で購入します。
釣り客向けには別に「手荷物運賃制度」が定められていますので、下のリンク記事で確認しておきましょう。
| 区分 | 運賃(片道) | 備考 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 880円 | 片道運賃 |
| 小人(1歳以上小学生以下) | 440円 | 1歳未満は無料 |
💡 あわせて読みたい
保戸島へのフェリー乗船方法、料金(手荷物運賃制度)、出港の流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【重要ルール】「まきえ全面禁止」と「第2土曜日の禁漁日」
⛔ 保戸島周辺では、オキアミ・アミエビ・集魚剤などの「すべてのまきえ」の使用が全面禁止
波止の壁面にも大きな文字で「まきえ全面禁止」と書かれています。
オキアミ、米ぬか、パン粉などを使ったサビキ釣りやフカセ釣りは絶対に行わないでください。


まきえを使わずに楽しめる釣りスタイル:
- エギング: 保戸島の代名詞。エギ(餌木)でアオリイカを狙う釣りです。アオリイカ釣りは10月1日~解禁されます。
- ルアー釣り: メタルジグでの青物狙い、ワームを使ったメバリングやアジング。
- 泳がせ釣り: 活きエサ(アジなど)を泳がせてアオリイカや青物・スズキを狙うスタイル。
- チョイ投げ・探り釣り: 虫エサ(青ケブ等)を使ったキス・カワハギ・カサゴ(ホゴ)狙い。
⛔ 第2金曜日の午後6時~翌土曜日の午後6時は禁漁日
漁師さんだけでなく、我々レジャーで釣りをする人も対象です。
毎月、第2金曜日の午後6時から土曜日の午後6時まで(24時間)は禁漁日に定められていますので、この時間は釣りが出来ません。
保戸島で狙える魚種&シーズナブル・パターン
保戸島で年間を通して狙える主なターゲットとおすすめの釣り方です。
| 季節 | 主なターゲット | 釣り方とアドバイス |
|---|---|---|
| 春 (3月〜5月) |
アオリイカ、チヌ、クロ、青物 | 産卵のため浅場に接岸する大型アオリイカ(親イカ)のベストシーズン!3.5号〜4号のエギでじっくりボトムを探りましょう。 |
| 夏 (6月〜8月) |
アジ、キス、カサゴ、カワハギ | ワームでのアジングや、虫エサを使ったチョイ投げで根魚・キス・カワハギが楽しめます。(アオリイカは禁漁期間) |
| 秋 (9月〜11月) |
アオリイカ、青物(ヤズ等)、アジ、クロ | 10月1日~アオリイカ釣りが解禁。保戸島の釣りが最も盛り上がるシーズン!エギング初心者でも連発が狙えます。ショアジギングで青物も期待大。 |
| 冬 (12月〜2月) |
アオリイカ、メバル、カサゴ | 水温が下がる冬場は、夜間のメバリングやブラクリ。またディープエリアに落ちた大型イカ狙いが中心となります。防寒対策を万全にして臨みましょう。 |
保戸島の2つの釣り場ポイント
保戸島で竿を出せる主なポイントは、「フェリー乗り場の波止」と「南の波止」の2箇所です。
1. フェリー乗り場の波止
フェリー乗り場が隣接するアクセスの良いポイントです。
足場が良くて広いため、荷物が多い場合や初心者の方でも安心して竿を出すことができます。

▲長波止と短波止からなる「フェリー乗り場の波止」
- 足場と設備: コンクリートで非常に足場が良く、すぐ近くに綺麗な公衆トイレが設置されているため、女性やお子様連れでも安心です。
- 狙える魚種: アオリイカ(モイカ)、アジ、メバル、カサゴ、チヌ、クロ、青物
- 釣り方のコツ: 港内は波が穏やかです。湾内でもアオリイカの回遊が頻繁にあります。常夜灯周りでのアジング・メバリングもおすすめです。

▲長波止の先端の様子。
潮通りが良く、水深もあるので一番人気の釣り座になっています。

▲フェリーから見た長波止の様子。
沖向きでクロ、チヌ、青物などが釣れ、どちら向きでもアジ、アオリイカが良く釣れます。
テトラポットがなく、とても釣りやすい釣り座です。

▲先端から陸向き。沖側は途中からテトラポットが入っています。

▲長波止の湾内。湾内でも小アジがよく釣れ、アオリイカも釣れています。

▲短波止の様子。短波止では、アジ、メバル、アオリイカなどが釣れます。

▲短波止の陸向き。

▲長波止から見た短波止の様子。5月には、短波止の内側向きで2.7kgのアオリイカが釣れていました。

▲フェリーから見た短波止の様子。

フェリー乗り場波止のパノラマ写真
2. 南の波止
沖に向かって長く伸びる堤防です。先端には白灯台が立っており、沖の潮流がダイレクトに当たる一級ポイントとなっています。
- 特徴: 水深が十分にあり、外海からの潮流に乗って大型の魚が回遊してきます。春の大型アオリイカ(2kg〜3kg)や秋の数釣りシーズンには全国からエギング師が集まります。
- 狙える魚種: 大型アオリイカ、青物(ブリ・カンパチ)、スズキ、クロ、チヌ、カワハギ
- 釣り方のコツ: 水深があるため、重めのエギでしっかり底を取るのがポイント。潮が動くタイミングで青物の回遊もあるため、ショアジギングもおすすめです。

▲南波止の先端。白灯台がある。足場がよく、潮通しも抜群に良い釣り座です。

▲先端から陸向き。カモンバイと呼ばれる小島を利用した波止になっています。

▲カモンバイ付近の様子。湾内では、小アジ、メバルのほか、アオリイカも釣れています。

▲東側の波止。東側の波止は「間元港」との水道になっており、潮流が速いです。沖向きで青物、シーバス、クロなどが狙えます。

▲湾内の様子。
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▲南波止から見た「間元港」
南波止のパノラマ写真
釣りの合間の癒やし:可愛い「島猫」たちがお出迎え!

保戸島の波止や港周辺を歩いていると、のんびりと日向ぼっこをするたくさんの「島猫」たちに出会えます。
釣りの合間に猫たちと戯れることができるのも、保戸島ならではの魅力です。

⚠️ 保戸島で釣りを楽しむための重要マナー
- 「まきえ禁止」の徹底: 綺麗な海を守るための保戸島のルールです。サビキ釣りやフカセ釣りなどは絶対に行わないでください。
- 第2土曜日は禁漁: 毎月、第2金曜日の午後6時から土曜日の午後6時まで(24時間)は禁漁日です。
- 釣り場を汚さない: 糸くず、弁当容器、ペットボトル等は必ず持ち帰りましょう。また、イカが釣れた際、堤防に付いた墨は海水で洗い流すのがエギングのマナーです。
- 島民の生活への配慮: 港のすぐ近くには民家が隣接しています。夜間の大声での会話などはやめましょう。
圧倒的な魚影と独特のロケーション、そして豊かな自然が残る「保戸島」。
ルールとマナーをしっかりと守り、アオリイカの聖地で思い出に残る釣行を楽しんでください!







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